マルチ商法は夢物語

マルチ商法にハマっていた過去を綴っていきます。副業にマルチ商法を考えている人、身近な人がマルチにハマって困っている人の役に立てたら嬉しいです。

それでもやりますか?マルチ商法の表と裏⑤

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 マルチ商法の表と裏①~⑤を5回に分けてお伝えしてきました。

今日は最後の⑤について説明していきます。

 

 

前回は、「自由な時間」→「24時間365日束縛」をお話しました。

 

 

www.multi-mlm-blog1.com

 

⑤「高め合える人間関係」→「自己保身の塊の人間関係」

ちょっとイメージしにくい言葉ですよね。

うまく言語化できるかわかりませんが、説明していきますね。

 

マルチ商法の勧誘で「成功しよう!」とか「夢を叶えよう!」という言葉が頻繁に出てくると思います。

これは、普通の主婦やサラリーマンという凡人ではなく、成功者という特別な存在になるという意味をもっています。

 

そして、マルチ商法ビジネス活動をすることそのものが、自分たち(マルチ信者)はすでに「特別な人間」であると認識するため、おかしなテンションでマルチ信者たちの関係が始まっていきます。

 

自己啓発で「ポジティブ思考」を洗脳されるのですが、目の前で起こる事柄を全てポジティブに捉えることで、マルチ信者たちは成功者に近づいた気分でいますが、ただ問題から目を背けているだけだということに気づけません。

(ポジティブ思考を洗脳されるって表現はおかしいかもしれません)

それどころか「自分たちは凡人と違って成功者の考え方をしている」とさえ思っています。

 

そして、成功者になれる特別な自分たちはお互いにWinWinの関係で、一緒に成功に向かう仲間たちだと本気で思い込んでいるのです。

 

成功者は・・・

・決断力がある

・行動が早い

・覚悟がある

・常にポジティブ

 

この成功者の特徴を、表向きだけそのように振る舞っているので「なんちゃって成功者」のマルチ信者がたくさん出来上がっています。

 

そして仲間内で、お互いの頑張りを褒めたたえ、一緒に成功しようと励まし合い、世の中を良くしようと同じ志をもち、成功して夢を叶えようと一致団結して、「自分たちはお互いに高め合える仲間だ」と大きな勘違いをしていくのです。

 

普通に生活しているだけでは、こんなテンションで過ごすことはありません。

おかしいですからね・・・。

 

でも、この非日常的な世界が、退屈な毎日に刺激を与えてしまうんですね・・・。

 

 知らない世界を知ることは、とても楽しく魅力的に感じます。

なので、最初の頃に楽しくてうれしくて舞い上がってしまうのは、仕方ないのかもしれません。

 

私も「こんなスゴイ人たちと一緒に過ごせるなんて2度とない!!」と、本当に感動していましたから。

今は、二度と関わりたくないと思っていますけどね。

 

 

金の切れ目は縁の切れ目 

マルチ商法のためにある言葉かと思ってしまうほど、ピッタリの言葉です。

お金でしかつながっていない関係なので、自分(マルチ信者)の収入や立場にかかわってくることが起きると、今までの関係がウソのように手のひらを返します。

 

例えば・・・

・ダウンラインの人に苦情が上がった(会社から注意を受ける)

・アップのランク維持のための売り上げが足らない(ダウンが貢献しない)

・アップの思い通りに行動しない(言うことを聞かない)

・メンバーが辞めたいと言い出した

・人間関係がうまくいかない(仲間外れや陰口)

・不倫(浮気)

 

よくあるパターンはこんな感じでしょうか・・・。

 

最後の不倫(浮気)は、こじれてグループが崩壊することもあります。

( マルチ商法が原因で離婚した・・・と聞いたことがあるかもしれませんが、離婚の原因が借金だけでなく不倫という場合もあるんです。)

 

最初の方に書きましたが、基本的にマルチ信者は「なんちゃって成功者」です。

表向きだけ成功者のように振る舞っているだけなので、人格者ではありません

(あ!でも、マルチ信者は成功者の考え方が出来ていると本気で思っています。) 

 

なので、トラブルが起きれば当然「自分は悪くない」という立場をとります。

「自分は知らないこと」「自分は関係ないこと」として関与すらしません。

ひどい時には「自分も被害者」と言わんばかりの態度になります。

 

自分に火の粉がかかると何らかの影響が出て収入が減ってしまうので、出来るだけ関わらないようにするのです。

たとえ自分のダウンが困った状況だったとしても、自分の立場や評価が最優先です。

 

 他のグループの人を守るため・・・と言うと聞こえがいいですが。

 

アップの売り上げが足らない時、グループの売り上げも関わってくるのであの手この手で売り上げをあげさせようとします。

 

怒鳴ったり、脅したりするわけじゃなく、お得意の心理作戦です!

 

でも残念ながら、ダウンもだんだんと手の内がわかってきますから、そう簡単には踊らされなくなっています。

なので、わざとらしく褒めても、「あなたのために言ってるんだ」と言われても、売り上げが足らないことがバレているので余計に不信感になり、信頼関係が怪しくなっていきます。

 

そして、締め切り日間近になると、アップは人が変わったようになっているので幻滅します。

 

調子がいい時は「自分のペースでいいんだよ~」なんてやさしいことを言っていますが、自分のランクが関わってくるとそんな悠長なことを言っていられなくなるんですね。

 

アップのために・・・と頑張れる関係のうちはいいのですが、そんな関係も長くは続きません。

 

お金が絡むと人間の本質(本性)がわかる

ということですね。

 

マルチ商法は詐欺集団なのか?

私の見解ですが、「こいつからお金をだまし取ってやろう」と考えてマルチ商法をやっている人は少ないと思います。

(本心は、他人にはわからないので「思います」と表現しています。)

 

騙すというより、「いい事を教えてあげる」と思い込んでいます。

 

自分も成功して、相手(ダウン)も成功させてあげる・・・という感覚です。

 

自分だけがいい思いをするのは気が引けますが、相手もいい思いが出来るんだから悪いことじゃないという考えです。

 

これは、自己啓発セミナーや日常の関わりの中で、集団心理でマインドコントロールされてしまった結果ですね。

 

【集団心理】

集団すべての構成員によって形成・維持される思考・感情・意志などの総称

集団の中で個人が多数派に同調し、合理的な思考力や判断力が抑制されると、集団全体として極端な行動を引き起こすことがある。

 

引用元:コトバンク

 

 こうやって、歪んだ正義を信じてしまったマルチ信者は、勧誘する相手にだけでなく、

仲間内でも「偽りの関係(洗脳された関係)」でしかないので、トラブルが起きたりうまくいかない時が続くと成功者の考えは吹き飛びます。

 

そして、真の絆が出来ていないので自分の保身で精一杯になってしまうのです。

 

調子が良い時だけの関係は、虚しいですね・・・。

 

 

これで、今回の「マルチ商法の表と裏」はおしまいです。

うまく伝わらない部分があったかもしれませんが、何となくでも伝わっていたら嬉しいです。

 

要するに、

マルチ商法は、勧誘時に聞かされる話とは全く違う世界が待っている!ということです(笑) 

ハマればハマるほど、その落とし穴は大きいと感じています。