お母さんが高い洗剤を買ってきた!
妻が見たことのない化粧品を揃えていた!
家族に内緒で知らない人と出かけるようになった!
「もしかしてマルチ商法?!」
こんな経験ありませんか?
早めに気づいて対策をすれば、洗脳されるのを未然に防げるかもしれません。
でも、対策の仕方を間違えると逆にのめり込ませてしまう可能性があります。
今日は、身内にマルチ商法が忍び寄ってきた時の対処法をお伝えしていきます。
最後に、断り文句のパターンもいくつか紹介しますね!
1番大切なのは「怒らずに話を聞くこと」
ふと気がつけば、見覚えのないシャンプーや洗剤などが置いてある・・・
思わず「こんな物返してこーい!」と怒鳴ってしまって、大喧嘩になったという話をよく聞きます!
家族の誰かが怒ることで解決すれば問題ないのですが、逆にムキになってしまうこともあるので気をつけなければいけません。
特に商品を購入してきた場合は、登録するまでの流れをじっくりと聞いてあげることで、冷静な判断が出来るようになります。
登録するパターンは2つある
会員登録(購入)をする・・・という行動には、2つの違った理由があります。
①断りきれなかった(とりあえず購入しただけ)
②使ってみたいと思った(良い物に思えた)
このどちらのパターンなのかで、対処法が変わります。
①の断りきれなかった場合
マルチ信者の押しが強かったり、ママ友やご近所の付き合いの手前、断りづらかったという人もたくさんいます。
購入後、クーリングオフをすればいいのですが、気まずくなるのを恐れてやらない人がほとんどです。
すぐにでも商品を返品したい気持ちはやまやまでしょうが、まず、クーリングオフをする前に登録してしまったご本人の気持ちを収めることが先です。
なのでまず、
・どんな関係の人から勧誘されたのか
・セミナーやお茶会等に誘われたらどうするつもりなのか
・使い続けるのか
この3つを、怒らずにご本人に聞いてください。
絶対に途中で口を挟まず、全てご本人に答えてもらってください。
全て本人が答えることで、自分自身に言い聞かせることになりますので、今後家族に内緒でマルチ信者と会うことが防げます!
頭ごなしに言い聞かせようとすると、次にまた誘われたときに断りきれないまま、家族に内緒で会うようになってしまいます。(また怒られると思ってしまう)
そして、結局ズルズルとマルチ信者のいいなりになってしまうのです。
絶対に反論せず、怒らず話を聞いた後は、家族の気持ちも伝えてください。
そしてご本人が、もう2度とマルチ商法に関わらないと決心出来たら、勧誘してきた人に断りの連絡を入れます。
すぐにです!
購入後すぐに断りの連絡をするのは、次に誘われる事を防ぐためです。
勧誘してきた人が仲のいい友達だったら・・・
ハッキリと、今後はマルチ商法とは関わらない事を伝えてください。
マルチ信者は、勧誘目的もなく遊ぶ時間はありませんので、友達でもマルチ絡みでしか会いません!
いくら「お茶だけ・・・」といっても、必ずマルチの話になってしまいます。
なので、マルチ商法をやっている間は関わらないことを伝えるのです。
直接会うとまた断れなくなる心配があれば、LINEやメールで送ってもいいでしょう。
ママ友や関係の薄い人からの勧誘だったら・・・
今後のお付き合いのことを考えると、なかなかハッキリと断れないもの・・・。
気まずくなると困る相手には、家族の誰か(夫や妻、親など)が嫌がるから・・・という理由で、今後のマルチ商法のお誘いは断る事を伝えてください。
勧誘された時に上手にキッパリ断れる人はいいのですが、断れない人は、次に顔を合わせた時のことを考えてしまうので、また断れなくなってしまいます。
なので、次に顔を合わせた時に堂々と断るためにも、誰かのせいにしておくことで気まずさが軽減できます。。
②の使ってみたいと思った場合
この場合も、まずは勧誘されてから登録するまでの流れをよく聞いてください。
そして大事なのは、購入した理由を否定しないこと!
家族の健康のためとか、綺麗になりたいとか、話を聞いた時になにかしらの欲求を満たせると思ったポイントがあるからです。
その欲求を否定するのは、何も望むな!と言っているのと同じです。
ここで否定してしまうと、「認めてもらえない」「何をしても否定される」と思わせてしまい、話し合いが出来なくなってしまいます。
なので、「そんな理由で?」と思わず、どんな理由でもまず認めてあげてください。
マルチ商法にハマりやすい人は、「承認欲求」が強い人がとても多いです。
(こちらを参考にしてください ↓ )
色々と言いたいことはあるでしょうが、マルチ信者に付け込まれないためにも、認めてもらえる場所を作ってください。
そして①の時と同じように、家族がマルチ商法に関わって欲しくないことを伝え、よく話し合ってご本人も納得できたら、すぐに断りの連絡をしてください。
(クーリングオフすることも伝えてください)
自分を受け入れてくれる場所
自分を認めてくれる人
この2つはとてもパワーがあります。
マルチ信者はこれを作るのがとてもうまい!!!
もちろん偽物なのですぐにメッキは剥がれてしまいますが・・・
身内がマルチ商法に洗脳されてしまわないように、頭ごなしに怒らず話を聞いてあげてくださいね!
断り文句の例
友達編
・「どんなにいい物でもマルチ商法に関わりたくないから、私はやめておきます。」
・「マルチ商法をやっている間はもう会いません。」
・「私は、マルチ商法が好きではありません。」
・「マルチ商法の誘いや話は、今後一切しないでください。」
ママ友orご近所編
・「主人(妻)がマルチ商法が嫌いなので、家族で揉めるのが嫌だからやめておきます。」
・「マルチ商法には関わらないという家族の決め事があるので、お断りします。」
・「家族がマルチ商法に反対で、マルチに関わるならあなたとも会うな!と言われるので、マルチ商法はお断りします。」
・「マルチ商法の言葉も出せないほど家族が嫌いなので、いい物かもしれないけど、家族に嫌な思いをさせてまで使いたくないからお断りします。」
標準語で書くとなんだか変な言い回しですが、これをご自分の言葉に変えて伝えてくださいね!
これは実際に、断られた時に言われたことばかりです(笑)