私がマルチ商法から脱退して自分を見つめなおしている時に、ニ度と同じことを繰り返さないように、なぜハマってしまったのか分析していました。
マルチ商法にハマる人の特徴にはいろいろあるのですが、その中でも特に強いのが「承認欲求」です。
では、承認欲求とはなんなのか?
今日は「承認欲求」を掘り下げて、マルチ信者と自分を分析した結果をお話します。
人に認められないと幸せを感じられない?
承認欲求とは、他人から認められたいとする感情の総称である。
これを見た時に、他の人は認められたいって思ったことがないんだろうか?と不思議に思ったんですよね。
(こう思う時点で、100か0かの両極端な発想しかできない弱点が浮かび上がってくるのですが。笑)
でも、承認欲求があることがダメなのではなく、強すぎることに問題が生じます。
承認欲求は努力へのモチベーションになるが、強すぎるとお金、地位ばかりを追いかけて幸せになれない。
また詐欺師・ヒモ男などは、相手の承認欲求を悪用しているとも言える。
とくに愛情不足で育つと、承認欲求が強くなる傾向がある。
確かに、マルチ信者は相手の承認欲求を悪用しています・・・。
しかも、詐欺師と同じようなことをしているとは穏やかではありません。
そして、お金、地位ばかり追いかけるって、もうまさにマルチ信者ですね。
承認欲求が強いマルチ信者の特徴
特に上位にいる人たちは、これらの特徴がとてもよく出ていたと思います。
その特徴を書いていきますね。
「私が」といつも自己中心で人より優位に立ちたがる
会話の始まりはいつも「私は・・・」で、自分はすごいとアピールすることが得意です。
誰かが10万円のものを買って来たら、「私は15万円のものを買った」と些細なことでも常に自分が上になりたがります。
金額だけでなくどんなことでも、 他人が「すごい!」と言われるよりもっと「自分の方がすごい!」と言わせたいのです。
そして、人の話をさえぎって自分のことばかり話したがります。
大げさに話をする
「有名な人(マルチの世界で)と友達」と、挨拶をした程度でも特別な存在であるかのように話をします。
「時間がなくてご飯が食べれなかった」「3時間しか寝れなかった」など、確かめようがないことは話を盛っていることが多く、話す相手によって内容が変わります。
昔話を持ち出して過去の栄光を延々と語ります。
自分を大きく見せるために、いつも話が大げさです。
人の目ばかり気にしている
人からどう見られるかばかり気にしています。
「お金を稼いでるように見せる」「頑張っているように見せる」「好かれているように見せる」ことに必死です。
いつも他人が基準なので、コロコロと言うことが変わります。
意外と寂しがり
1人で行動することを極端に嫌います。
何をするにも誰かと一緒じゃないとやりません。
取り巻きがたくさんいるのはそのせいですね。
絶対に自分の非を認めない
上記の特徴をフルに生かして、話をすり替えてしまうのが上手です。
話を誇張しすぎてほとんど嘘になっていても、自分が悪いと認めません。
自分が悪かった・・・という時は、悪かったと言ったほうが自分の評価が上がるときだけです。
他人の評価がすべてになると自分を見失う
特徴を書いていたら、何だかディスっているだけのようになってしまいましたが・・・。
もちろん私にも当てはまることはいくつかありました。
1番当てはまったのは「人からどう見られるか」ですね。
スゴイと思われたいというか、自分をこう見てほしいという理想像があったので、等身大の自分ではダメだったんです。
承認欲求が強い人は、自分に自信がない人です。
でも、自信がないことがばれてしまうのが怖くて、虚勢を張ってしまうんですよね。
その虚勢を張るのにちょうどよかったのがマルチ商法だったんです。
勧誘時から思い返してみれば、マルチ信者たちに承認欲求が満たされていたのがわかります。
私がマルチ商法から脱出できたのは、夫のおかげです。
夫と向き合い、夫も私と向き合うようになってくれたおかげで、私の承認欲求が満たされたのだと思います。